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メキシカン・オートモーティブMR 2016年8月 第41号

産業統計 2016年7月の普通自動車の販売台数は131,764台で、2015年同月の販売台数より17.9%増加。 2016年7月の普通自動車の生産台数は284,398台で、7月の生産台数最高記録を更新。 2016年7月の普通自動車輸出台数は225,530台で、2015年同月より0.4%増加。 2016年7月におけるアメリカ合衆国での普通自動車販売台数は10’106,595台で、2015年7月より1.1%の増加。 2016年1月から7月までの期間で、853,620台の普通自動車が販売され、2015年同期間の販売台数より18.3%増加。 2016年1月から7月までの期間における販売台数では、44%をメキシコ産自動車が占め、残りの56%は外国産自動車によって占められる。 2016年7月の生産台数は284,398台の新記録を更新し、2015年7月に生産された254,312台と比較すると11.8%の増加。 2016年7月の輸出台数は225,530台で、2015年7月の輸出台数と比較数すると0.4%の減少。 2016年1月から7月までの期間におけるメキシコ産自動車の輸出先は、相変わらずNAFTA加盟国であるアメリカ合衆国(75.9%)とカナダ(9.7%)となっている。この2国への輸出は全体の85.6%を占めており、その他の輸出先は、ドイツ(3.3%)、アルゼンチン(1.5%)、コロンビア(1.6%)、ブラジル(1.4%)で占められている。 アメリカ合衆国で販売された10’106,595万台以上の普通自動車のうち、メキシコ産は11.7%を占め、1’178,114台が輸出されている。同期間にアメリカ合衆国で自動車を販売した国々では、メキシコが2.5%の増加、日本が1.3%の増加、韓国が13%の増加と、好調な成長を示した。一方ドイツは同期間において2.4%減退した。   メキシコ自動車産業の生命線、海上輸送 本会報で言及されている2016年前期では、輸出された自動車総数の77.4%が、メキシコ湾・カリブ海沿岸より海上輸送され、残りの22.6%は、太平洋沿岸からの海上輸送であった。海路での自動車輸入については、59.2%がメキシコ湾・カリブ海沿岸経由である。メキシコ産自動車の80%は、海外市場へと輸出され、国内市場では54%が外国産で占められている。メキシコ初の港であるベラクルス港は、自動車産業のターミナルとして主に利用されており、1月から7月までの期間の輸出入では、370,855台の車両を記録した。これは、海上輸送での輸出の63.4%を占めるということを意味している。これに続くのは、ラサロ・カルデナス港(22.4%)、アルタミラ港(5.4%)となっている。   メーカーによる普通自動車販売 メキシコ自動車産業が集まる二つの企業グループ、Asociación Mexicana de la Industria Automotriz (AMIA)と、la Asociación Mexicana de Distribuidores de Automóviles (AMDA)が、2016年8月に最新のレポートを発表した。これらのレポートによると、普通自動車の販売台数は134,043台で、昨年同月と比較し19.6%上昇した。メーカー別では次の通り。Mazda 3.4%、 Hyundai 2.3%、Kia 3.4%、Honda 5.5%、Ford 6.2%、FCA de México (Fiat, Chrysler Automobiles) 6.3%、Toyota 6.4%、Volkswagen 16.3%、General Motors 18.7%、Nissan 25.0 %、その他 6.4%。   最も高価な自動車保険 自動車保険は、もはや投資対象を補償するというのみならず、様々なリスクをカバーするために交通法規則によって自動車保険を契約するように義務付けられていることを意味している。アメリカ合衆国での最も高額な自動車保険の例を挙げてみよう。これは、Insure.comで表示されるシミュレーションの調査結果で、本会報の読者にとって興味深い内容であると思われる。想定される被保険者は、交通違反歴がない、40歳独身、高収入の人物である。補償内容は、12か月にわたり、事故の際の民事的損害について100,000ドル、傷害について300,000ドル、そして物理的被害について50,000ドルをカバーしている。 BMW社、Li Active Hybrid ………. $ 2,641 米ドル Mercedes Benz社、CL65 AMG Coupé ………. $ 2,669米ドル Porsche社、911 Turbo S Convertible ………. $ 2,674米ドル BMW社 750i Active Hybrid ………. $ 2,701米ドル Porsche社 Panamera Turbo ………. $ 2,764 米ドル Audi社 R8 4.2 Quatrro Coupé ………. $ 2,903米ドル Mercedes Benz社S600 ………. $ 2,984米ドル Mercedes Benz社CL 600 Coupé ………. $3,307米ドル Audi社 R8 4.2 Quatrro Spyder ……….$3,384米ドル   メキシコの新クロスオーバー、オリンピックで人々を魅了 日産アグアスカリエンテス工場で生産された新クロスオーバーが、メキシコの消費者に紹介された。「Kicks」として知られるこの自動車は、1億5千万米ドルの投資と50名の新規雇用を意味し、14社の新たなサプライヤーをもたらした。この普通車は90%がメキシコ製のパーツで構成されていると発表されており、メキシコで生産された車の中ではメキシコ製パーツの比率が高い車両となっている。 この新車は2016年リオ五輪で公式車両として利用された。日産の新クロスオーバーは、そのサイズ、燃費、多用途性という特徴から、メキシコの市街にとてもよく適合する自動車であるため、シボレーTraxやホンダHR-V、マツダCX3、プジョー2008、スズキS-Cross、フォードEcosport、ルノーDuster、ヒュンダイCretaなどのコンペティターとなるだろう。 この車両は、カラーモニターと、近代情報システムが技術装備された、未来志向のインパネのデザインが目を引く。計器類には、もう一つデジタルモニターがあり、走行や特別な用途についての情報を提供する車載コンピューターに含まれるデータを表示する。今後デラックスカーの全てに搭載されることになるアラウンドビューモニターを搭載しており、車線変更時や死角について警告してくれる。その上、荷物用の広いトランクを有している。Kicksという自動車は、もうすぐメキシコの市街や国内の街道を走行するようになる。   ガソリン価格値上げにユーザー不満 9月から有効となるガソリン価格の値上げについて、これまで政府による数々の説明がなされてきたが、メキシコの自動車ユーザーはこの説明を嫌々受け入れるしかない。値上げはガソリンとディーゼルの両方に適用される。Magnaは、リッター13.98ペソ、一方、プレミアムは14.81ペソを維持し、ディーゼルは14.45ペソに値上げされた。Global Petrol Pricesのような機関によると、メキシコでのガソリン価格の値上がりにかかわらず、ラテンアメリカ全体では6つの最も安いガソリン価格のうちの一つとなっている。 とはいえ、メキシコのプレスがそうしたように、メキシコの最低賃金が大陸で最安であるという背景を考慮して、このデータを分析すべきだろう。値上げは悪い知らせでしかなく、ガソリン価格は需要と供給を考慮して理論的な値上げであるという広告が始まることが予想される。世界的に継続している石油価格の下落について言及されるとき、明白な説明はほとんどない状況で、特に、これ以上の燃料の価格上昇はないだろうという通知がなされた後で、どのようにしてガソリン価格が上昇するのかよくわからないところである。   シメックグループによる6億ドルの投資 鉄鋼生産会社シメックは、トラスカラ州で実行される6億ドルの投資について発表した。対象となる鉄鋼は、必要不可欠な要素でありつつも供給が限られていることから、自動車産業向けとなっている。シメックは、地理的に近いプエブラ州での車両生産だけでなく、メキシコ全土に広がるその他の自動車工場への鉄鋼供給も視野に入れて、鉄鋼の生産を展開する。これにより、輸入の現状とメキシコ自動車産業の強化に影響が及ぼされるだろう。   … read more