2022年1月7日、正規のパスポートを持つベネズエラ人が労働許可を得ずにメキシコに入国する際のビザ取得義務を定める政令(以下「政令」)が連邦官報に掲載されました。本政令は、2022年1月22日に発効します。この日から、労働許可を得ずに訪問者としてメキシコに入国しようとするベネズエラ国民は、2014年10月10日に連邦官報に掲載されたメキシコの行政・国家・外交省が発行するビザ発行に関する一般規則に定められた条件に従って、ビザ申請を行う必要があることになります。
メキシコ政府がベネズエラ国民にビザを要求することを決定した背景には、ベネズエラ国民が労働許可を得ずに許可された訪問者以外の意図でメキシコに入国するケースが大幅に増えたこと、ベネズエラ人旅行者の虚偽申告が増えたこと等が挙げられます。
ビジタービザを所持しているからといって、メキシコ入国港で入国審査官が入国を許可することを保証するものではないことに注意が必要です。 入国審査官は、入国希望者の提供する情報に矛盾があると判断した場合、入国を許可または拒否する裁量権を持っています。